治療の流れ
最初は、初診相談の予約をおとり頂きます。
<待合室>診察前にアンケート用紙にご記入して頂きます(簡単な内容です。約5分間)。
<診察室>お悩み事やご希望についてお伺いします。矯正歯科医による診察を行います。矯正歯科治療内容と治療費の説明をいたします。
ただし、この段階ではレントゲン写真を撮っていませんので、あくまでも外見からの判断になります。
写真撮影、レントゲン撮影、歯型採りを行います。
お口の中の状態及び問題点を詳しく調べます。
精密検査の結果と治療方針、治療費のご説明をいたします。未成年者もしくは就職前の学生さんなど保護者の同意が必要な方は、保護者同伴で来院ください。
歯磨きが不十分な方は、まず最初に歯磨き指導を行います。特に歯磨きに問題がない方は、治療と平行して歯磨き指導を行います。
治療内容は大きく3つに分かれます。
顎の位置関係、大きさの改善:成長発育期で顎の位置関係や大きさに問題がある方のみ行います。
歯並びの改善:顎の位置関係や大きさの改善が必要のない方、成人の方はここから開始になります。
治療後の歯並びの維持(保定):矯正歯科治療を行った全ての方が必要です。
矯正歯科治療の一般的な治療期間と通院回数
小児の場合、3歳以降12歳頃までの期間、一般的に1か月から4か月毎の通院が必要となります。
成人の一般的な治療期間は、約1年半〜3年間程度。1か月から3か月毎の通院が必要となります。
術後メンテナンス
歯並びの改善後、当院オリジナルの「3年保証」プログラム※の対象になります。治療後の歯並びの維持(保定)が終了した方でも通院可能な方は、綺麗な歯並びと健康な歯を維持する為にも年に一度の定期健診をお勧めいたします。虫歯、歯周病、歯の着色・変色なども含むトータル・チェックをいたします。
※「3年保証」プログラム
当院オリジナル、安心の「3年保証」プログラムを設定しております。
詳細はお問い合わせください。
7歳児健診
7歳児健診の必要性について
通常、7歳ごろには第一大臼歯が生え揃い前歯も徐々に生え揃ってきます。
噛み合わせの位置もほぼ決まってくるこの時期は、不正咬合の診断や今後の歯並びや噛み合わせの予測がより正確にできます。
またこの時期は、顎の成長発育もまだ残っている時期ですので、噛み合わせの大きなズレが認められても改善が十分可能な時期でもあります。お子様の協力度も高まってくる時期です。
現在問題なさそうな状況であっても今後の歯の生え替わりにつれて不正咬合が現れないとも限りません。
歯並びや噛み合わせの症状が出てからでは治療の選択肢が限定されてしまうことがあります。
たとえば、抜歯や外科手術、装置の選択など。
永久歯に生え替わってしまい、症状が出る前の対応が矯正歯科治療を行う上でとても重要です。
ある意味、予防的な処置ととらえるのが分かりやすいと思います。
キレイな歯並びは歯のメンテナンスがし易くなるので、歯並びや噛み合わせ以外の歯の健康を考える上でも非常に効果的です。
7歳児矯正歯科健診によって、すぐに治療を開始した方が良い方もいらっしゃれば、数年後からでも治療結果に影響のない方もいらっしゃいます。
いずれにしても、早めの検査によって的確な診断を行っておけばその後も安心してお過ごしいただけると思います。
仮に7歳を過ぎてしまっても手遅れと決まったわけではありません、ただし、矯正歯科を専門に行う歯科医師による早めの受診をお勧めいたします。
スピーディー・目立たない矯正
スピーディーな矯正
セルフライゲーション型マルチブラケット装置(デーモンシステム) ■ 矯正歯科の新しい技術 ■
セルフライゲーション型マルチブラケット装置(デーモンシステム) による治療の特徴は、ハイテクブラケット(セルフライゲーション ブラケット)とハイテクワイヤー(温度変態型 形状記憶合金)
弱い力による矯正歯科治療に注目!
従来より早く、もっと簡単に、そしてずっと快適に・・・
より美しい笑顔になることが、すべての人にとって可能になりました。
セルフライゲーションブラケットとは?
ブラケット自体にキャップがついていて結さつ線やゴムを使わないでワイヤーを装着できる装置。
※当院では最新型を使用しております。
メリットは?
ワイヤーを結さつ線やゴムでしばらないために、摩擦力が減少。
それにより摩擦力以上の力をかける必要がなくなりより弱い力での歯の移動が可能になりました。
力が弱いために従来の装置よりも痛みが大幅に減少しさらに、摩擦力をほとんど生じないことで歯の移動速度も大幅に早まりました。
特殊なワイヤーとの組み合わせによって、以下のメリットがあります。
- 1.矯正治療期間の短縮
- 2.通院回数の減少(約6~8週間ごとの通院)
- 3.優しい力によって矯正治療に伴うワイヤー痛が減少
- 4.歯周組織が綺麗により自然な治療結果
- 5.矯正治療における抜歯の可能性が減少
- 6.清掃性の良い清潔な矯正器具
デメリット
- 1.装置の違和感に慣れが必要
- 2.歯磨きに慣れが必要
- 3.食事の際、装置の破損に注意が必要
- 4.コンタクトスポーツで怪我に注意が必要
目立たない矯正<マウスピース型矯正歯科装置>
マウスピース型矯正装置(インビサライン)
「透明」という選択肢
マウスピース型矯正装置(インビサライン)であれば、透明なので、矯正治療中であっても笑顔を見せることができます。
相手に伝えない限り、おそらくは誰も治療を受けていることに気づかないでしょう。
透明で取り外しが可能なマウスピースを順次装着することで、きれいな歯並びへと変化を遂げていきます。
マウスピースは1週間ごとに新しいものに交換します。
少しずつ歯が移動するにつれて、理想的な笑顔へと近づいていくでしょう。
透明、自分で取り外し可能、しかも快適
マウスピース型矯正装置(インビサライン)の装着は快適なので、日頃の多忙なライフ スタイルにも支障はありません。 矯正歯科医院で受診のたびに、治療の進行状況を確認し、新しいマウスピースを担当の矯正歯科医から受け取ります。 自分で取り外し可能なので、食生活もこれまで通りです。 歯磨きやフロスにも全く影響がないので、歯と歯周組織の健康をこれまで通り保つことが出来ます。
- マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
- マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名インビザライン)はアメリカのアラインテクノロジー社の製品の商標です。インビザラインジャパン社を介して入手しています。
- 国内にもマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
- マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名インビザライン)は1997年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として認証を受けています。
- マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置(製品名インビザライン)は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
メリット
- 1.痛みが少ない
- ブラケットを使用しないので粘膜や舌への痛みがありません。 咬むとマウスピース全体に力が分散し、動かしている歯の痛みを感じません。
- 2.取り外しができて衛生的
- マウスピースは取り外し可能なので、歯磨きやフロスも普段どおり行えます。 また、簡単に洗浄ができ、衛生的です。
- 3.食べたい物がたべられる
- マウスピースは取り外せるので、いつもと変わらないおいしい食事が可能です。
- 4.金属による悩みも解消
- マウスピース型矯正装置(インビサライン)ならば、金属アレルギーを引き起こす心配がありません。
- 5.透明で目立たない
- マウスピースが透明なので、歯に付けていても目立たないのが特徴です。
- 6.ホワイトニングと同時に行えます。
- 7.他の矯正治療と比べて通院回数を少なく出来ます。(約3か月の通院)
- 8.ブラケット脱離などのトラブルがないため遠方からも安心して通院出来ます。
デメリット
ケースによってはマウスピース型矯正装置(インビサライン)単独での治療が困難な場合があります。
ハーフリンガルや表側矯正よりコストが高くなります。
マウスピース型矯正装置(インビサライン)矯正の流れ
Step 1 矯正相談
マウスピース型矯正装置(インビサライン)による矯正治療を希望される患者さまでマウスピースによる治療が可能と判断される場合は次のSTEPで進んでいきます。
Step 2 精密検査
マウスピース矯正治療に必要な検査を行い資料をとります。
口腔内診査、レントゲン撮影、口腔内の印象採得などを行います。
初診は約40分を要します。
Step 3 コンサルテーション
治療計画や費用についての説明を致します。治療を開始することに同意して頂ければ契約書類の作成を行います。
ご契約後、マウスピース製作に必要なデータをインビザライン社に送付します。
Step 4 クリンチェック
インターネットを使用してインビザライン社と共同で治療プログラムおよびマウスピースの製作を致します。
プログラムを完成してからマウスピースが出来上がり、当院に送られてくるまで約1ヶ月間費やします。
Step 5 マウスピース治療開始
最初のマウスピース装着に関する説明と注意事項を受けて頂きます。
その後マウスピースの着脱を練習します。定期検診で歯の動きをチェックしていきます。
Step 6 マウスピース全セットの装着を完了
マウスピース矯正治療終了後、メインテナンスへ移行します。
リテーナー(歯を安定させるための装置)を製作し装着に関する説明と注意事項を受けて頂きます。
担当医の指示に従ってリテーナーを装着します。
Step 7 メインテナンス
3~6ヶ月ごとに来院し、リテーナーのチェックを行います。
リテーナーの装着を担当医の指示に従って継続していきます。
矯正歯科治療にともなう一般的なリスク・副作用
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重 要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がること があります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあり ます。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する 可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えてい る骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
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