古い入れ歯は、なぜ良くないのか

あなたは、痛くないからと同じ入れ歯を、何年も歯科医の点検を受けず、漫然と使っていませんか。
入れ歯は、靴以上に悪い状況で酷使されています。歩くと靴底が減るように、入れ歯の人工歯もすり減っています。歯を失なった顎の骨は吸収され痩せて低く変わっています。

人工歯がすり減り、顎の骨が減ると噛み合わせが低くなり、下顎が前へずれます。下顎が前へずれると、噛める歯が少なくなりよく噛めない。かみ合わせが低くなると、必要以上に強く噛む。噛む位置がずれる、老人顔になるなどが起こります。
顎骨が吸収され、義歯が合わないまま使用していると、吸収された骨の部分がブヨブヨ粘膜に置き換わり。しわが出来る。しわがただれて痛くなります。ブヨブヨ粘膜の下の骨は、カミソリの歯状に薄くなっています。

5年も義歯を使い続けると、本来の正しい噛み合わせの位置からずれて噛んでいることがあります。噛み合わせのずれ、不安定が新義歯失敗の元になります。
顎の骨は、気づかない速度で変化しております。合わない入れ歯は、顎骨の異常吸収を起こします。顎の上下関係にも異常が出ます。顎に合った入れ歯で、顎の骨を守りましょう。
義歯の点検が重要です。義歯は、調整により噛みやすく具合がよくなります。新義歯の初期調整完了後は、点検の1回目は、1か月後。2回目は3か月後、3回目以後は6か月毎をすすめます。

石亀歯科まさる矯正歯科